Crowded teeth

★が多いほど悪くなります(3段階)。

見た目 ★★
歯の寿命への影響 ★★
噛みにくさ
治療難易度
重度の叢生はこんな感じです。歯列と歯の大きさのアンバランスから起こります。

歯がガタガタに並んでいる状態を「叢生」といい、最も多い不正咬合です。近年、食べ物の軟化に伴い、顎の成長が悪くなっているため、年々多くなっていると言われています。歯と歯の間が磨きにくく、清掃不良となるので、むし歯や歯周病のリスクが高まることが大きな問題です。

歯を長持ちさせたいなら、
八重歯はダメ×

八重歯は様々なトラブルを引き起こす万病の元です。

好発部位は下顎前歯に最も多く、上顎前歯、特に犬歯は八重歯になりやすいです。
「八重歯はかわいい」とされる場合がありますが、それは若いときだけで、歳をとるにつれて、歯ぐきが下がったり、さらに目立つようになったりして醜くなります。
芸能人でも出たてのころは八重歯だとしても、30歳前には矯正してきれいに並んでいるのがわかります。八重歯の最大の問題はアンテリアガイダンスがとれず、奥歯がディスクルージョンしないことです(詳しくはコラムの「理想的な噛み合わせ」をご参照ください)。要するに奥歯に負担がかかりやすく、奥歯から歯を失っていく噛み合わせなのです。前歯の叢生は口元の印象に大きな影響を及ぼします。また、叢生は経年的に悪化する傾向にあります。
健康面、審美面どちらを考えても、早期に治療したい噛み合わせです。

  • 下顎前歯は最も叢生が起こる部位。経年的に重篤化することもあります。
  • 素敵な笑顔も前歯に叢生があるとちょっと気になることも…

叢生の治療方法

ガタガタに並んだ歯をきれいな弧を描くように並べるには主に5つの方法があります。

  1. a臼歯遠心移動
  2. b側方拡大
  3. c唇側傾斜
  4. dIPR
  5. e抜歯

これらの5つを単独もしくは組み合わせて叢生を改善します。基本的には非抜歯で行いたいため、a~dで叢生を解消できるか診査診断します。
ポイントは口元です。口元が標準範囲内で行えるなら、非抜歯での矯正治療になります。a~dだけでは口元が出てしまう場合はe 抜歯を検討することになります。ただ、これは理論上のことなので、実際は患者さんの希望を考慮して治療計画を立てます。例えば、口元が少し出たとしても、絶対抜歯はしたくない方は、仕上がりの口元の感じを考慮の上で、非抜歯で行います。逆に、分析上治療後の口元が標準内だとしても、最大限引っ込めて欲しい方もいます。そんな方は抜歯矯正を行い、できるだけ希望の口元になるようにします。ただ、医療ですので、機能が損なわれるような無茶な治療計画は立てられませんので、ご了承ください。

叢生の症例

Case01重度叢生を小臼歯4本抜歯で行った症例

主訴 歯の凸凹が気になる 診断 両側アングルⅠ級の上下顎前歯叢生
矯正方法 小臼歯4本抜歯を伴う唇側矯正、矯正用インプラント1本 矯正期間 1年7か月
費用 766,000円(税別) 調整料 月1回 5,000円(税別)

    治療前

    矯正装置装着

    治療後

  • 叢生が重度だったため、抜歯を伴う矯正と診断しました。最もオーソドックスな抜歯矯正と言えます。健康と審美を獲得した口元に注目です。