Extraction orthodontics

第1小臼歯4本を抜歯する術式が基本となります。ただ、その状態によって、抜歯部位は決定されます。すでに大きなむし歯を治療している歯がある場合はその歯を優先して抜くようにしています。当然、歯を抜かないことに越したことはないですが、悪い噛み合わせでいるより、少数精鋭で良い噛み合わせにした方が歯の寿命は圧倒的に長くなります。歯が4本少ない状態でも問題ないことは長い矯正学の歴史で証明されています。抜歯により、スペースを利用できるので、自由度の高い治療計画を立てることができます。重度の出っ歯や叢生(でこぼこ)でも適応できるので、見た目を大きく改善したい場合は抜歯矯正になります。
一方、歯の移動距離が大きくなるので、治療期間は非抜歯矯正より、長くなる傾向にあります。

歯の並べるために
スペースを作る方法

  1. 1第1小臼歯4本を抜歯
  2. 2大きな虫歯がある場合は、その歯を抜歯

抜歯矯正歯科治療の症例紹介

Case01八重歯を改善した症例

主訴 凸凹と出っ歯を治したい 診断 両側アングル1級の叢生
矯正方法 矯正用アンカーを用いた抜歯を伴うマルチブラケット 矯正期間 13か月
費用 806,000円(税別) 調整料 月1回 5,000円(税別)
概要

かなり目立つ八重歯が左右にあり、昔からコンプレックスだったとのことでした。歯を抜いてもいいから、きれいに仕上げることを希望されていました。既にむし歯治療で神経を取っている歯を戦略的に抜歯する治療計画を立てました。比較的短期間で機能的審美的に良好な結果を得ることができました。保定後1年のメインテナンスでも変わりなく経過していました。

  • 初診 2017.3.22
  • 矯正開始 2017.9.7
  • 動的治療終了 2018.10.17
  • e-ライン 比較
  • 口元比較
  • 治療終了1年後 2019.10.12

Case03右上犬歯の生えるスペースを改善した症例

主訴 右上犬歯が生えてこない 診断 両側アングル2級の叢生
矯正方法 矯正用アンカーを用いた抜歯を伴うマルチブラケット 矯正期間 13か月
費用 728,000円(税別) 調整料 月1回 5,000円(税別)
概要

右上犬歯の生えるスペースが全くなく、このままどうなるか心配で来院されました。確かに、歯の大きさに比較して歯列が狭いため、歯が生えるスペースがなくなったり、八重歯になったりして歯列不正が顕著でした。診査の結果、上顎第1小臼歯2本抜歯で噛み合わせを改善できると診断しました。歯列矯正は6か月ほどでほとんど終わりましたが、第2大臼歯が揃うまで様子を診たので13か月かかりました。

  • 初診 2018.2.10
  • 矯正開始 2018.4.2
  • ファイナル 2019.5.30
  • 口元比較

Case03歯肉退縮、知覚過敏を改善した症例

主訴 下の前歯がしみる 診断 両側アングル1級の叢生
矯正方法 抜歯を伴うマルチブラケット 矯正期間 18か月
費用 726,000円(税別) 調整料 月1回 5,000円(税別)
概要

左下中切歯の歯肉退縮が著しく、そのため、知覚過敏がひどく、それを主訴に来院されました。歯肉退縮の原因は歯列不正で唇側に飛び出ているためと診断し、歯列矯正を提案しました。元々、歯並びも気にしていたので受け入れていただけました。第1小臼歯4本抜歯し、叢生を整え、口元もすっきりしました。その後、歯肉退縮している部位は結合組織移植を行い、知覚過敏を改善させました。2年半後も後戻りなく安定しています。

  • 初診 2014.6.2
  • 矯正開始 2014.6.16
  • 矯正治療終了 2015.12.24
  • 矯正後2年半 2018.6.28