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Column 矯正歯科治療コラム

笑うと歯茎が見える原因と治療法を徹底解説!

こんにちは!筑肥線「九大学研都市駅」から徒歩6分、福岡市西区の「矯正」に強い歯医者さん、昭和歯科・矯正歯科です。

「笑うと歯茎が見えるのが気になって、思いっきり笑えない…」

そんなお悩みはありませんか?

笑顔に自信が持てると、毎日はもっと輝きます。

この記事では、笑ったときに歯茎が見える「ガミースマイル」の原因から治療法まで、矯正歯科の専門家が分かりやすく解説します。

笑うと歯茎が見えることが気になっている方はぜひ最後までお読みください。

 

笑うと歯茎が見える理由とは?

笑ったときに上の歯茎が目立ってしまう「ガミースマイル」。

この現象にはいくつかの原因があり、それを理解することが解決の第一歩です。

ここでは主な理由を解説します。

a.笑うと歯茎が見えてしまう原因

ガミースマイルは、主に以下の要因が関与しています。

骨格的な要因:

上顎の骨が縦に長い、または前方に突出していると、歯茎も前に出て笑うと歯茎が見えやすくなります。これは遺伝的な影響が大きいです。

歯に関連する要因:

歯の大きさが小さい、歯の生えている位置が低い、または歯が完全に萌出しきっていない場合、相対的に歯茎が広く見え、笑うと歯茎が見える原因になります。

軟組織に関連する要因:

上唇を持ち上げる筋肉(上唇挙筋群)の力が強すぎると、笑った際に唇が過剰に引き上げられ歯茎が露出します。

当院に来られた患者様の中にも、「昔から笑うと歯茎が見えるのがコンプレックスだった」という方がいらっしゃいましたが、適切な治療を行うことで、今では心から笑うことができるようになっています。

 

笑うと歯茎が見えることによる影響とリスク

笑うと歯茎が見える状態は、見た目のコンプレックスや健康面にも影響を及ぼす可能性があります。

a.外見のコンプレックス

ガミースマイルが問題視される理由の1つとして、見た目のコンプレックスに繋がりやすいことが挙げられます。

ご自身の笑顔への抵抗感、写真写りへの不満、対人関係での不安、自己評価の低下など、深いコンプレックスを生む可能性があります。

b.健康面のリスク

歯茎が過剰に見える状態は、いくつかの健康リスクを伴います。

  • 口腔乾燥(ドライマウス): 唇が閉じにくく口が乾燥しやすいため、唾液の自浄作用が低下し、虫歯や歯周病のリスクが高まります。
  • 歯肉炎: 露出した歯茎は刺激を受けやすく乾燥しやすいため、炎症を起こしたり出血したりしやすくなります。
  • 口臭: 口腔内の乾燥や細菌の増殖により、口臭が発生しやすくなることもあります。

 

子どものガミースマイルも注意

お子様が笑うと歯茎が見える場合、成長とともに変化することもありますが、注意が必要なケースもあります。

a.子どもの発達における注意点

乳歯列期(~6歳頃)は、顎も歯も小さいため一時的に歯茎が目立つことがありますが、成長とともに変化する可能性が高いです。

混合歯列期(6~12歳頃)は、永久歯への生え変わりや、指しゃぶり・口呼吸などの習癖がガミースマイルを助長することがあります。

b.成長過程における影響

お子様のガミースマイルが続くと、身体的には口呼吸の習慣化による顎周りの発育への影響や不正咬合のリスク、外見へのコンプレックスによる自己肯定感の低下などが考えられます。

c.幼少期における治療方法

お子様の悪習慣や、骨格的問題がある場合、早期治療が推奨されます。

治療法としては、口周りの筋肉を鍛える筋機能療法(MFT)や、癖を改善したり顎の成長をコントロールする矯正装置(マウスピース型装置など)があります。

 

笑うと歯茎が見えるガミースマイルの治し方

ガミースマイルを改善する方法は様々です。

専門家と相談の上、ご希望に応じて最適な方法を選びましょう。

a.歯列矯正による治療

歯並びや歯の位置が原因の場合、歯列矯正は有効な治療法です。

歯の圧下(上方への移動): ワイヤー矯正やマウスピース型矯正装置で前歯を歯茎方向へ沈ませます。

  • メリット:歯を削らず、自身の歯で改善可能。噛み合わせも改善。
  • デメリット:治療期間が長い。

歯の角度の改善: 前歯が唇側に傾斜している場合、矯正で角度を改善し唇で歯茎を覆いやすくします。

  • メリット:歯並び全体が整い、清掃しやすくなる。
  • デメリット:治療期間が長い。抜歯が必要な場合もある。
b.矯正歯科で治療が必要なケース

矯正歯科での治療が必要なのは、歯並びが原因で歯茎が見えてしまっている場合や、軽度の骨格的問題の場合、成長期のお子様で顎の正しい成長や悪習慣の改善が必要な場合などです。

 

当院の専門医が行う診療方法

当院では、一般的に以下の流れで診療が進みます。

  1. カウンセリング: 患者様の悩みや希望を詳しくヒアリングします。
  2. 精密検査: 口腔内診査、顔貌・口腔内写真、レントゲン、歯型採得などを行い、原因を特定します。
  3. 診断と治療計画の説明: 検査結果に基づき、最適な治療法、期間、費用などを説明し、患者様と相談して治療の計画を決めます。
  4. 治療開始: 治療計画に同意のもと治療を開始します。
  5. メインテナンス・経過観察: 治療後も良好な状態を維持するため定期的にメンテナンスとチェックを行います。

 

まとめ

この記事では、「笑うと歯茎が見える」ガミースマイルの原因と、歯科矯正を中心とした治療法を解説しました。

歯茎が見えやすくなってしまう問題は、見た目だけでなく健康面や心理面にも影響を与えることがあります。

治療法は歯列矯正をはじめ様々ございますが、重要なのは、専門医による正確な診断のもと、ご自身に合った治療法を選ぶことです。

本記事をお読みいただきありがとうございました。

何かご不明な点や、お悩みがございましたら、昭和歯科・矯正歯科にお気軽にご相談ください。

 

【監修者】
昭和歯科・矯正歯科
院長 木南 意澄 

【資格・所属学会】
日本顕微鏡歯科学会 認定医
日本臨床歯科学会 会員
日本舌側矯正歯科学会 会員
日本先進矯正歯科学会 会員
OJ(オッセオインテグレーションジャパン)正会員