嚙み合わせが悪いとどうなる
見た目だけでなく全身にも影響する?
こんにちは!筑肥線「九大学研都市駅」から徒歩6分、福岡市西区の「矯正」に強い歯医者さん、昭和歯科・矯正歯科です。
「噛み合わせが悪いとどうなるの?」「肩こりや頭痛って噛み合わせが関係しているの?」と疑問に思っていませんか?
噛み合わせの乱れは、歯並びの見た目だけでなく、全身の健康にも深刻な影響を与えることがあります。
本記事では、「噛み合わせが悪いとどうなるのか?」という疑問に答え、噛み合わせの原因、放置した場合のリスク、矯正治療の選択肢まで詳しく解説します。この記事を読むことで、噛み合わせが全身に与える影響や、健康的な生活を送るための改善策がわかります。
特に、長年肩こりや頭痛に悩んでいる方や、子供の歯並びを心配している保護者の方にとって、役立つ情報をまとめていますので、ぜひ最後までご覧ください。
噛み合わせが悪いとどうなる?全身への影響
噛み合わせが悪いまま放置すると発生する問題
噛み合わせが悪い状態を放置すると、咀嚼機能が低下し、消化不良を引き起こす原因となります。
また、一部の歯だけに負担がかかり、歯のすり減りや破折リスクが高まります。
さらに、噛み合わせの不調和から顎関節に負担がかかり、顎関節症の原因となることがあります。
不正咬合による健康リスクとは
不正咬合は、咀嚼機能の低下だけでなく、全身の健康にも悪影響を及ぼします。十分に食べ物を噛めないことで、消化不良や栄養吸収の低下を招きます。
さらに、顎関節のズレから姿勢が悪化し、肩こりや腰痛の原因となる場合があります。
顎関節症や頭痛との関係
噛み合わせの悪さは、顎関節に負担が集中し、関節の炎症や痛みを引き起こします。これが進行すると、口が開けづらくなる「顎関節症」を発症することがあります。
さらに、筋肉の緊張が頭部に波及し、慢性的な頭痛や耳鳴りの原因にもなります。
噛み合わせの原因と治し方
歯並びや成長の影響をチェック
噛み合わせの乱れは、遺伝的要因や乳歯の生え変わりのタイミングのズレに起因することがあります。
特に幼少期の指しゃぶりや舌の癖など、生活習慣が影響するケースも少なくありません。早期に歯科医の診断を受けることで、適切な対策が可能です。
身心のストレスを引き起こす要因
噛み合わせの異常は、身体的なストレスだけでなく、精神的ストレスの原因にもなります。噛む動作がうまくできないと、脳への酸素供給が不足し、集中力の低下を引き起こす場合があります。
また、痛みを伴う場合、慢性的な不快感が心身のストレスを増大させます。
自分でできる噛み合わせの改善方法
噛み合わせのセルフケアとして、意識的に両側で均等に噛む習慣をつけることが推奨されます。
また、噛む回数を意識的に増やすことで、顎の筋肉バランスを整えられます。さらに、ガムを使用した咀嚼トレーニングも効果的です。
噛み合わせの悪さが引き起こす症状
肩こりや腰痛との関連性
噛み合わせのズレがあると、顎の筋肉だけでなく、首や肩の筋肉まで緊張してしまうことがあります。
特に首から背中にかけての筋肉が硬直し、肩こりや腰痛が慢性化する原因となります。全身のバランスが崩れるため、姿勢の悪化も引き起こします。
食事や咀嚼に与える影響
噛み合わせの悪さは、食事中の噛む力に影響を与えます。特定の歯だけで噛んでしまうことで、片側の歯に過度な負担がかかり、歯の摩耗や破折リスクが高まります。
また、食べ物を十分にすりつぶせず、消化不良や胃腸障害を引き起こす場合もあります。
集中力や発音の低下について
噛み合わせの悪さは、脳への酸素供給不足につながり、集中力の低下を招くことがあります。
また、歯並びの乱れが発音に影響し、「さ行」や「た行」の発音が不明瞭になるケースもあります。
特に子供の場合、言語発達に悪影響を与える可能性があります。
治療の必要性と選択肢
矯正治療の種類とそのデメリット
矯正治療には、ワイヤー矯正、マウスピース矯正、部分矯正などがあります。ワイヤー矯正は広範囲の矯正に適していますが、目立ちやすく清掃管理が難しい点がデメリットです。
一方、マウスピース矯正は目立ちにくく取り外しが可能ですが、装着時間の管理が重要です。
保険適用の治療とその条件
保険適用の矯正治療は、重度の不正咬合や先天性疾患など、特定の症例に限られます。
例えば、顎変形症や外科矯正を伴うケースなどが該当します。基本的には、審美目的の矯正治療は自費診療となります。
歯科医への相談のタイミング
噛み合わせの違和感や顎の痛みを感じた場合、早期の歯科受診が推奨されます。
特に、痛みや歯のすり減りが見られる場合、放置せずすぐに専門医の診断を受けることが重要です。
放置することの長期的リスク
虫歯や歯周病のリスク増大
噛み合わせが悪いと、歯の一部に汚れが溜まりやすくなり、虫歯や歯周病のリスクが高まります。特に清掃が困難な箇所が増え、歯石の蓄積や細菌感染が進行する可能性があります。歯が重なっている部分や、噛み合わせのズレで歯が一部しか接触しない場合、歯垢が残りやすくなります。長期間放置すると、歯周ポケットが深くなり、歯周病の進行により最終的に歯を失うリスクが高まります。
慢性的な痛みや不調の原因
長期的に噛み合わせの悪さを放置すると、慢性的な頭痛や肩こり、腰痛などの全身症状が悪化します。
特に、姿勢の歪みや筋肉の緊張が常態化すると、日常生活にも支障をきたす場合があります。例えば、歯の片側だけで噛む癖が続くと、体のバランスが崩れ、背骨や骨盤の歪みが生じることがあります。こうした筋肉の緊張は、体の他の部位へ波及し、慢性的な疲労感や倦怠感の原因になることもあります。
心身の健康への悪影響
噛み合わせの乱れは、睡眠障害やストレスホルモンの増加にも影響を与えます。噛み合わせのズレから生じる身体的不快感が、精神的ストレスの蓄積を引き起こします。慢性的な不調は、睡眠の質を低下させることがあり、疲労の蓄積や集中力の低下を招きます。
さらに、ストレスが蓄積されることで自律神経の乱れが生じ、心身のバランスが崩れる原因になります。
噛み合わせと自律神経の関係
過度な緊張と筋肉への影響
噛み合わせの不調が筋肉の過度な緊張を引き起こすことで、自律神経のバランスが崩れます。これにより、全身の疲労感や不眠などの症状が現れやすくなります。特に、顎の筋肉が過度に緊張すると、交感神経が優位になり、リラックスしにくい状態が続く場合があります。
また、慢性的な緊張状態は血流を悪化させ、筋肉のコリや痛みの悪循環を引き起こします。
耳鳴りやめまいの可能性
顎関節のズレによって内耳が圧迫されることで、耳鳴りやめまいが発生する場合があります。顎の歪みが内耳のリンパ液の流れに影響を与え、バランス感覚を司る三半規管の機能低下を引き起こすのです。
また、耳鳴りが長期化すると、日常生活の集中力の低下や睡眠障害などの二次的な健康被害に繋がることがあります。
ストレス管理と噛み合わせの重要性
噛み合わせを整えることで、全身の筋肉バランスが改善され、自律神経の働きが安定します。正しい噛み合わせは、交感神経と副交感神経のバランスを保ち、心身のリラックス効果を高めます。
特に、顎の位置が整うことで、呼吸が深くなり、リラックス時の酸素供給量が向上します。
これにより、ストレス軽減だけでなく、日常の集中力向上や睡眠の質改善にもつながります。
まとめ
本記事では、噛み合わせの悪さが引き起こす健康リスクから、原因、治療方法まで詳しく解説しました。噛み合わせの不調は、単なる歯並びの問題ではなく、全身の健康にも深く関係しています。
本記事をお読みいただきありがとうございます。
何かご不明な点や、お悩みがございましたら、昭和歯科・矯正歯科にお気軽にご相談ください。
【監修者】
昭和歯科・矯正歯科
院長 木南 意澄
【資格・所属学会】
日本顕微鏡歯科学会 認定医
日本臨床歯科学会 会員
日本舌側矯正歯科学会 会員
日本先進矯正歯科学会 会員
OJ(オッセオインテグレーションジャパン)正会員